visa申請取次

申請取次制度とは

日本に在留している外国人の在留期間の更新や在留資格の変更の許可など、在留審査の申請については、原則、申請人である外国人本人が、入国管理局の窓口に出向いて行うことになっています。
この在留審査の申請について、地方入国管理局長が承認した人や、法律の知識を有している弁護士や行政書士の方で、地方入国管理局長に届け出た人について、申請人に代わって申請の関係書類を提出することができる制度が申請取次制度です。
申請の提出先は、本人を管轄する地法入国管理局または出張所です。

申請取次行政書士の業務

申請取次行政書士が取次ぐことができる申請は次のとおりです。

• 在留資格認定証明書(application for certificate of eligibility)の交付（呼び寄せの場合など）
• 資格外活動の許可（留学者の方のアルバイト申請など）
• 在留資格変更許可申請書(application for change of status of residence)の交付
• 在留期間更新許可申請書(application for extension of period of eligibility)の交付
• 在留資格の取得許可（出生した場合など）
• 永住許可申請書(application for permanent residence)の交付
• 再入国許可申請書(application for re-entry permit)の交付
• 就労資格証明書の交付（転職の場合など）
• 申請内容の変更申出

在留資格

在留資格とは、外国人が日本に在留（居住）する間、一定の活動を行うことができることを示す、入管法上の法的な資格のことをいいます。
この在留資格は、入管法の別表第で２７種類に分けられています。

配偶者visa

国際結婚した場合に外国人配偶者と日本で一緒に住むために必要なビザです。
正式には「日本人の配偶者等」の在留資格と言います。
一般的に結婚ビザ等と呼ばれます。
配偶者ビザの取得の手順は、結婚後、お住まいの地域を管轄する地方入国管理局で「日本人の配偶者等」の在留資格認定証明書交付申請を行ないます。
この証明書が交付されたら海外の配偶者のもとへ届けます。
そして配偶者は、その証明書と必要書類を現地日本大使館・領事館に配偶者ビザの申請を行ないます。

パスポート（旅券）とは

パスポートは自分の国の国籍を持っている人に対して交付されるものです。
簡単に言うと、世界で通用する「身分証明書」のようなものです。
したがって、日本国籍者には日本のパスポート、米国国籍者にはアメリカのパスポートが発行されることになります。
国内の場合は、都道府県の申請窓口で行っています。

visa（査証）とは

ビザは渡航先の国が発行する入国許可証の事で、パスポートに押されたスタンプのことです。
通常は、渡航前に大使館や領事館などから発行をしてもらいます。
ビザは渡航先での滞在目的に合わせて数種類あります。
具体的には、「観光ビザ」「学生ビザ」「ワーキングホリデービザ」「就労ビザ」などがあります。

帰化とは

帰化とは、自分自身で希望して、外国の国籍を取得することです。
例えば、日本以外の国籍の方が、日本国へ国籍を変更したり、無国籍の人が日本の国籍を取得したりすることを言います。
帰化を許可する権限は法務大臣にあり、「普通帰化」「特別帰化（簡易帰化）」「大帰化」の３種類あります。
なお、帰化申請は、本人の出頭が必要となってきます。

帰化申請の要件

帰化の要件は、国籍法で次のように定められています（国籍法４条２項）。

• １．（居住要件）・・・引き続き５年以上日本に住所を有すること。
• ２．（能力＜成年＞要件）・・・２０歳以上で本国法によつて能力を有すること。
• ３．（素行要件）・・・素行が善良であること。
• ４．（生計要件）・・・自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生計を営むことができること。
• ４．（生計要件）・・・自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生計を営むことができること。
• ５．（国籍要件）・・・国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。
• ６．（憲法遵守要件）・・・日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若 しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したことがないこと。

永住許可と帰化申請の違い

永住許可と帰化申請は、次のような違いがあります。
永住は国籍の変更を伴わない、また参政権がないこと、一時的に日本を離れる際には再入国許可が必要な事、また退去強制手続の対象になる事などが挙げられます。

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